診療案内
Medical Information
診療内容
相談外来
発熱などの感染症の患者さんと時間で分けた枠で診察いたします。
赤ちゃんの病気ではなさそうだけど心配、日常のことだけど気になっていること、なんでもご相談ください。赤ちゃんについてのたくさんの心配事は一度で解決できないこともあります。何度でもご相談ください。一緒に赤ちゃんを見守りながら解決していきましょう。
赤ちゃんだけでなくこどもの成長や発達についてもご相談いただけます。
一般外来
急な発熱や風邪症状、下痢や嘔吐、発疹など一般によくみられる症状について必要に応じて個別の診察室で診察いたします。
インフルエンザ、新型コロナウイルス、溶連菌、アデノウイルス、RSウイルスなどの感染症の迅速検査(マイコプラズマや百日咳等は外注検査になります)、血液検査、尿検査などを院内で行います。
症状が軽微であったり、症状からは疑われない場合の検査をすすめることはありません。こども達の風邪症状には、実は医学的根拠のある治療薬はごく一部だけなのです。
必要な薬を必要な期間だけ、こどもに負担をかける不要な検査は行わない、安心して家庭療養していただけるようホームケアや再度受診が必要な状態についてなどわかりやすくお伝えいたします。
赤ちゃんのむきぐせ
多くの生まれたての赤ちゃんは顔を左右どちらかに向ける傾向があります。
生後2−3ヶ月になると、この方向の偏りによって頭のかたちが変形(位置型頭蓋変形)し、身体の軸を安定させることが難しくなり、その状態が続くと股関節の発育不全(以前の先天性股関節脱臼)を生じる可能性もあります。
多少むきぐせがあっても両手を舐めたり、おもちゃを両手で持って遊べている赤ちゃんはあまり心配はいりません。しかし平なベッドや床の上で正面を向けない・片手しか舐めない傾向があるような赤ちゃんは、早期から抱っこや授乳の工夫、正しいタミータイムをとり入れることなどがむきぐせの改善に効果的であると言われています。
当院では赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら安全にできるホームケアについてご指導いたします。また頭の形が歪む原因として「頭蓋縫合癒合症」に代表される病的頭蓋変形が謳われる赤ちゃんやヘルメット療法の適応となりうる重度の位置型頭蓋変形については適切な施設をご紹介いたします。
赤ちゃんとこどもの便秘
乳児期早期からの便秘は、まれに腸の形や機能に異常があることがあり注意が必要です。
腸の形や機能に異常のない、通常のまだ柔らかいうんちの赤ちゃんの便秘は「何日出ていない」だけでなく、機嫌よく過ごしているか、ミルクや離乳食をちゃんと食べれているかが大事です。
特別な治療はしなくても立って歩く頃には自然に治っていることも多いものです。しかし子どもの便秘は便が腸に長く留まっていると水分が吸収されて硬い便になってしまいます。硬い便は出しにくく排便時の強い痛みを伴い、痛みを経験した子どもは排便そのものがトラウマになってしまいます。
便秘が長らく習慣になっているこどもの場合は、しばらくの間お薬も併用しながら成長発達と共に改善していくのをゆっくり気長に見守ることが重要です。
赤ちゃんのスキンケア
赤ちゃんのお肌は生後早期からいろいろな症状が出ることがあります。
新生児中毒疹、新生児ざ瘡、脂漏生湿疹などが代表的なものです。これらは誰にでも起きる日常的な症状で、清潔(泡でやさしく丁寧に洗ってよく濯ぐ)、乾かす(柔らかいタオルでやさしくしっかりと水分を拭き取る)、保湿する、のスキンケアが基本となります。赤ちゃんは皮脂が少なくバリア機能が低下していることで刺激に弱く炎症が起きやすい状態なのです。それぞれの症状に合わせて、基本のスキンケアに抗炎症薬としてのステロイド外用を使用することもあります。特に離乳食が始まる頃の赤ちゃんの皮膚をきれいに保つことは食物アレルギーの発症を抑えるという点で重要です。
当院では新生児からのスキンケアを重視し、赤ちゃんがより良い皮膚の状態を保てるよう支援します。
赤ちゃんの臍ヘルニア(出べそ)
いずれは多くが自然治癒の見込める臍ヘルニアですが、治るまでに伸び切った皮膚が弛んでしまったり、2歳までに治らない場合は手術が必要になります。
当院では固定圧迫法(綿球とテープでおへそが出ないように固定する)により治療します
アレルギー相談
アレルギー疾患(気管支喘息・アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎)について小児アレルギー学会のガイドラインに基づいた標準治療を行います。
食物アレルギーは乳児期からの発症に注意が必要です。軽い症状から重いアナフィラキシーという命に関わる症状までさまざまです。診断は、実際に食べた時の反応が診断に最も重要です。
症状から特定の食物の関与が疑われる場合は血液検査や皮膚テストで総合的に診断します。体質や原因食物の種類などで症状はさまざまですが、赤ちゃんの時期に発症した食物アレルギーは自然に治っていくことも多いのです。
大事なのは正しく診断し安全に食べれる量は食べていくことであり、安易に除去を続けるとかえって予後が良くないことが明らかになっています。
アレルギーかなと思われる症状があればご相談ください。
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